通常、黒色を表現する場合はK100%のみのカラー成分で表現します。
リッチブラックとは深みのある黒色を意図的に表現したカラー成分です。
意図的に深みのある黒色を表現されたい場合、弊社ではリッチブラックの成分をC30%M30%Y30%K100%に設定する事を推奨しております。
本文や表の文字などの小さい文字、細い線などがリッチブラックの色成分になっておりますと、版ズレが生じた際に文字や線がにじんだように見える場合があるため、データチェックの際にご確認項目の対象となります。
- 〈アドバンスト〉メニューより〈印刷工程〉を選びます。サブメニューが表示されますので〈出力プレビュー〉を選択します。
- 〈出力プレビュー〉の「オーバープリントをシミュレート」にチェックを入れます。
- 〈出力プレビュー〉の〈色分解〉の「プロセスブラック」のチェックをはずします。
- PDF内のCMYKのK版以外が表示されます。画面上の見た目が黒色だったオブジェクトがK版が抜けた状態で表示されます。見た目が黒色だった部分で、K版が抜けた状態でも色が残っている場合は「リッチブラック」と判断できます。
- PDFデータでは「リッチブラック」は修正できませんので、PDF作成前の元のアプリケーションでご修正ください。